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FRP防水の1PLY、2PLYとは?

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FRP防水の1PLY、2PLYとは?!

FRP防水の1PLY、2PLYとは?

2022/07/08

FRP防水の施工方法と層数の違い

FRP防水には「1PLY(ワンプライ)」と「2PLY(ツープライ)」という施工方法があります。PLYとは「層」の意味で、ガラスマットの積層数を指します。

FRP防水 1PLY → ガラスマットを1層だけ敷いて樹脂を含浸させ、防水層を形成

FRP防水 2PLY → ガラスマットを2層積層し、より厚みのある防水層を形成

同じFRP防水でも層数によって性能やコストが大きく変わるため、施工箇所や利用状況に応じた選択が重要です☆

FRP防水の1PLY(プライ)、2PLY(プライ)の違いを教えて|

1PLY工法とは?

「1PLY」とは、ガラスマットを1層だけ積層して防水層を形成する工法です。

メリット
・施工費用が安い
・工期が短い
・狭いベランダや小規模の改修に適している

デメリット
・防水層が薄いため、耐久性や強度が2PLYより劣る
・人の出入りが多い場所や重量物を置くバルコニーには不向き

 

2PLY工法とは?

「2PLY」とは、ガラスマットを2層重ねて施工する工法です。1PLYと比較して樹脂量も多くなり、より強固な防水層ができます。

メリット
・強度・耐久性が大幅に向上
・衝撃や摩耗に強く、歩行や荷重の多い場所にも対応
・長期的に見ればメンテナンスサイクルを延ばせる

デメリット
・施工費用が1PLYより高い
・工期もやや長くなる

 

FRP防水の“PLY”とは?基本と前提

FRP防水は、ガラス繊維マットに不飽和ポリエステル樹脂を含浸・硬化させて一体の塗膜をつくる工法。PLY(プライ)= 積層数を指し、1PLY はマット1層、2PLY はマット2層で構成します。使用するガラスマットの**目付け(#380 / #450 など)**や樹脂量で膜厚は変わります(※設計仕様に準拠)。一般に 1PLY は薄く軽量、2PLY は厚く強靭で、歩行・荷重・衝撃に対する余裕が生まれます。マット目付けの例として #380 と #450 がよく使われ、1PLYなら #450×1層、2PLYなら #380×2層といった設計が代表的です。

 

1PLY と 2PLY の違いを“性能要素”で分解

① 膜厚・強度・耐摩耗

  • 1PLY:標準的な強度。歩行頻度が低いバルコニーや小面積に向きます。
  • 2PLY:膜厚・樹脂量ともに増えるため、引張・曲げ・耐衝撃・耐摩耗の各性能に余裕。人の出入りが多い/物を置く/メンテ通路になる場所は 2PLY 推奨。
  • 目付け・樹脂量の設計次第で 1PLY でも必要性能を満たすケースはありますが、“耐久余力”を確保したい用途は 2PLYが無難です。

② 立ち上がり・入隅/出隅・開口まわり

  • FRPは平面より立ち上がり・端部で応力が集中しやすく、層数を落とすと割れ・はがれの起点になりがち。意匠や納まりで 1PLY 指定があっても、立ち上がりだけでも 2PLY 相当の補強を入れる設計が安全です。

③ ピンホール・収縮クラック対策(施工品質)

  • **樹脂の不適切な希釈(例:アセトンで薄める)**はピンホールを誘発し、防水層として致命傷。規定通りの配合と塗布量、硬化管理、入隅R 形成、メッシュ増し貼りが再発防止のキモです。

④ 下地と環境(合板/モルタル/ALC、温度・紫外線)

  • FRPは剛性が高いぶん、動きの大きい下地・大きな温度変化にはストレスが乗りやすい素材。
  • 1PLY:軽歩行・小面積・下地の動きが小さい場所向け。
  • 2PLY:温度変化が大きい屋上や荷重・振動がかかる場所で安心。
  • トップコート(防滑・遮熱など)で紫外線劣化と温度上昇を抑え、5〜7年周期のトップ再塗装を目安に。

FRP防水 2PLYの施工事例はこちらをクリック⬇️

FRP防水 施工事例

代表的な材料メーカーと特徴

  • 双和化学産業(ポリルーフ シリーズ)

FRP防水システムのラインナップ。プライマー〜樹脂〜トップまで一式提案が可能。

  • 竹林化学工業(タケシール FRP シリーズ)

不飽和ポリエステル樹脂、各種トップ(防火認定・遮熱仕様)や副資材が揃い、改修向け設計に組みやすい。

  • アイカ工業(FRP防水/塗り床・防水材)

防水〜塗り床の総合提案が得意。改修に適した工法・カタログが充実。

  • 日本特殊塗料

航空機用塗料から始まり、現在は「色(塗料)」と「音(防音材)」の分野で、自動車部品メーカーとしてもトップクラスの地位を築いている多種多様の塗料を開発しているメーカー

 

指定・見積りで押さえる“設計の肝”

PLY数だけでなく、マット目付けと樹脂量を必ず明記
例)「FRP防水 2PLY(#380×2、標準樹脂量○○kg/㎡)+防滑トップ」

立上り・入隅の補強仕様
面取り、ガラスマットの増し貼り、端部シーリングの組合せを図示。

 

こんな時は 1PLY、こんな時は 2PLY

1PLY が合うケース

面積が小さく、軽歩行中心のベランダや庇

既存FRPの部分補修(段差や納まりの関係で厚み増が難しい)

予算重視/短工期を最優先

2PLY が合うケース

人の通行が多いバルコニー・共用廊下・屋上メンテ通路

荷重物(室外機置き・物置)や振動が想定される場所

長期保全(ライフサイクルコスト)を重視

現場の用途や使用頻度、下地の状態に応じて**“積層数+目付け+補強位置”**をセットで最適化するのがコツです。

 

まとめ:PLYの“数”ではなく“仕様”で選ぶ

同じ「FRP防水 2PLY」でも、マット目付け・樹脂量・補強位置・トップ仕様が違えば別物です。

小面積・軽歩行中心 → 1PLY(#450×1 など)

荷重・歩行・長期運用 → 2PLY(#380×2 など)
を基本に、立ち上がり・入隅は増し貼り、トップは防滑/遮熱など用途に合わせて選ぶと失敗しません。仕様の最適化は現地調査→ディテール設計→メーカー仕様書の適用が王道です。

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